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令和4年度社会保険労務士試験の合格発表

先日、今年度の社会保険労務士試験の合格発表がありました。

今までは10月下旬、もしくは11月上旬に発表されていたのですが、行政改革の一環で合格発表までの期間が短縮され、この時期の発表となりました。
社会保険労務士試験はすべてマーク方式。それなのに今までは試験日から合格発表日まで2か月もかかったわけですから、今までがちょっと長かったわけですよね。

さて、今年度の社会保険労務士試験の合格率は5.3%。かなり狭き門となりました。なお、前年度は7.9%でした。
各科目の得点の最低基準に救済が入らなかったことも要因のようです。

選択式:各科目3点以上、総得点27点以上
択一式:各科目4点以上、総得点44点以上

選択式は8科目で1科目5問の40点満点、択一式は7科目で1科目10問で70点満点です。
ですので、選択式は総得点で67.5%、各科目60%、択一式は総得点で62.9%、各科目40%、これらすべてを満たさないと合格できないわけです。

受験者の方それぞれではあるのですが、各科目の最低基準を満たせば自ずから総得点も合格点に到達するのでは、と考えています。
個人的には、選択式の最低基準を満たすのが大変であった印象があります。
どうしても得意不得意の科目というのは出てきて、しかもそれぞれの科目の問題数はたったの5問です。たまたま不得意の科目で3点を下回ることなんて珍しいことではないためです。
結局、不得意の科目を作らない、すなわちどの科目も完璧にするくらいのつもりで当時は勉強してました。

複数科目で構成されながら科目合格のない一発勝負の試験です。うまく行けば1年で合格できますし、そうでなければいつまでも合格できない厄介な試験と感じます。


ちなみに今年度の試験の合格者の最年少者は20歳、最高齢者は75歳、どちらもすごいですね。
2022年10月07日 22:53