生保・損保アクチュアリー
自社の商品開発や、自社の決算業務に携わることが多いです。
商品開発の場合、マーケットのニーズをとらえ、その商品の収益性を合理的に推測し、適切な水準の保険料を設定することです。
また、商品の新規開発、商品改定などでは監督官庁である金融庁の認可が必要であり、監督官庁への説明能力が求められます。
年金アクチュアリー
企業年金の決算・再計算、企業の退職給付債務の計算などがあります。
企業年金の場合、年金資産の運用低迷などにより不足が生じた場合は企業が追加して掛金を拠出することが一般的であり、毎年企業年金の決算を行い、また一定期間ごとに再計算を行い、掛金等の見直しを行います。
生保・損保アクチュアリー、年金アクチュアリーの双方で、将来発生する保険や企業年金の給付等の合理的予測が必要であり、アクチュアリー試験の知識が実際に実務に活かされる場面が多く発生します。