アクチュアリー試験の個別指導講座ならアクチュアリー・ゼミナール

アクチュアリー正会員がアクチュアリー試験などの金融資格や大学受験数学、公務員試験などをご指導します。

トップバナー

ホーム ≫ アクチュアリー試験過去問の簡単解説

アクチュアリー試験過去問の簡単解説

平成25年度年金数理 問題1.(5)

【問題】
開放型総合保険料方式による財政運営を行っている年金制度があり、保険料および給付は年1回期末に発生する。予定利率は5.0%、保険料は20、給付は25 であり、定常状態に達している。この状態で予定利率を1.5%へ変更した場合にも定常状態を保つような保険料としても近いものを選択肢の中から1つ選びなさい
 
【簡単解説】
予定利率は5.0%のときに定常状態に達しているので極限方程式が成り立ちます。積立金額が不明なのでそれをFとすると、
F×(1+0.05)+20-25=F
という式が成り立ち、この方程式を解くとF=100が求まります
予定利率を1.5%とした場合も定常状態が保たれる保険料をCとすると、また極限方程式が成り立ち、
100×(1+0.015)+C-25=100
という式が成り立ちますので、これを解いてC=23.5が求まります。
予定利率が低くなった分、運用収益が下がりますので、その分保険料を引き上げれば定常状態を維持できるというわけです。
 
この問題、これで答は求まりますが、冒頭の「開放型総合保険料方式」という条件は何に使われているのでしょうか。これは、総合保険料方式でないと、保険料が標準保険料と特別保険料に分かれ、特別保険料を永久償却にしないと定常状態にならないためと思われます。
 
(注) 当解説は筆者の個人的な考えであり、当解説に対して一切に責任を負うものではありません。
2017年05月06日 00:22 |コメント|